都会暮らしの企業人へ ~サラリーマンの僕が、週末田舎暮らしを始める理由 その3~
「それはお前の意見だろ!」
「お前の意見を聞いてるんじゃない!」
最近、会社でこんなことを言われました。
仕事を進めていると、今までに経験したことのない新たな仕事が舞い込んできます。
今までしている仕事でも、新しい効率的な方法が見つかってきます。
僕は行動を起こしただけ。
行動した理由をを言っただけ。
なんでこんな風に言われるんだろう?
その理由を探ってみました。
1・お互いの思考
「それはお前の意見だろ!」
【言う側の思考】(自分の上司の想定)
・このやり方はルール通りなのか?
・ルールは文書化されているのか?
・誰の承認を得たのか?
すぐに会社のルールを持ち出してきて、関所として立ちはだかります。
会社のルールを守る事が仕事だと思ってる上司。
そして、過去に自分が生まれ育った会社のルールが正解だと思っている上司。
【言われる側の思考】(今回の僕側)
・なぜこの仕事はこうなんだろう?
・こんなやり方のほうが効率的では?
・ルールと食い違ってる所があれば変えればいいや!
こんな思考の違いがあるようです。
あなたは、会社のルールに守られないと仕事ができないんですか?
それとも、会社のルールをきちんと解釈して自分の意志で仕事してますか?
2.自分にとっての仕事の位置づけ
僕は、仕事とは、生活に欠かせないものだと思っています。
今やっている仕事が好きか嫌いかは別として、
生きるために必要なお金を稼ぐために仕事をしています。
でも、
自分の仕事 = 自分の会社
ではありません。
自分のこととして仕事をすることは重要ですが、
会社は大勢の方々の仕事が関連しあって作り上げるもの。
ある意味会社は生き物ですから、いま存在する会社のルールは、すぐに古くなってしまいます。
自分達が今まで仕事をしてきたことをルールとして作り上げたものだから、
すぐに過去のものとなっていきます。
大勢の人たちが関わるから、今あるルールを守ることが必要。
という意見も聞こえてきますが、
僕はその逆だと思うんです。
大勢の人たちが関わるからこそ、その人達の能力やアイデアを存分に活かした仕事をするために、柔軟にルールを変えていくべき
そう思うんです!
お願いです!!
「ルールはあるのか?」
なんて聞かないで!
キチンと話しを聞いた上で
「よし、やってみよう!、ルール作りも頼んだぞ!」
といえるような管理者になってください。
(誰に言っているんだろう?将来の自分??)
3.会社に守られてるの?それとも会社をつくっていくの?
何かあると
「うちの会社は〇〇だから」
「上司が〇〇って言ったから」
と責任のがれな発言をしてしまいがちです。
確かに、会社に守られた働きをしている方が楽かもしれません。
でもつまらないです。
自分の仕事は、自分が社長になったつもりで自分のこととして取り組む、
管理者は部下を信頼して仕事を任せる。
このような職場になれば、上司の悪口、会社の悪口はほとんどなくなり
みんな自立した立派な仕事ができる会社になるでしょう。
4.会社勤めが不自由な理由
会社勤めをしていると、いくつかの不自由さを抱えてしまいます。
会社のルールに縛られる事。
でも、もっと大きいのは時間のコントロールと人間関係
仕事とプライベート、両方忙しい。
同じ忙しさでも、会社を優先させる立場だと自分の時間は作りにくくなります。
また、会社の人間関係以外に人脈を広げるといった時間も余裕も持てないでしょう。
「副業の禁止」などの就業規則があり、暮らし方の選択肢を増やす考えを持ちにくくなります。
都会に住むサラリーマンからしたら、僕のように田舎から片道1時間半かけて通勤する事自体が信じられないかもしれません。
5.都会で働くからこそ田舎で暮らすんだ
・昼間は都会、夜は田舎。
・平日は都会、週末は田舎。
違った環境で暮らすことで、心のスイッチのON・OFFがしやすくなります。
会社の近くに住めば住むほど、通勤時間の節約・何か起こってもすぐに対応できるというメリットもでしょう。会社での自分の立場を強化する働きにつながったりもするでしょう。
でも、当たり前ですが会社内だけが社会ではありません。
「副業禁止」により、会社に忠誠心を仰ぐことはむしろ逆効果で、副業を推奨するくらい個人を尊重したほうが、結果的に仕事が柔軟に進み、知恵も備わるでしょう。
「会社に守られた働き方」
その結果、思ったことが直ぐにできない、身動きが取れなくなってしまいます。
僕は20年間サラリーマンをやってきて常々そう思います。
ただし、会社に守られた働き方が間違えてるとは言いません。
現状ではそのような整えられた環境に大部分は乗っかって、私たちは生きています。
だからこそ、企業マインドを持つ都会暮らしの人たちに、田舎暮らしを勧めたいと思うのです。
人それぞれ、思いは違います。生き方に正解も間違いもありません。
人それぞれ違うだけです。
だからこそ、会社に依存するだけの生活からは卒業しなければなりません。
働き方や暮らし方の選択肢は豊富です。
会社をやめることで獲得するのではなく、まずは会社に居ながらにして見出すことができたら、どんなに多くの人達が暮らし方の多様性を発信できるでしょう。
自立した個人が働く、自立した企業。
田舎暮らしをしている人が働く都会の企業。
働くスタイルは様々です。
近い将来、長距離通勤がなくなるワークスタイルが確立するかもしれないですし。
P.S
会社に依存しすぎると、頑張りすぎると、逃げ道がなくなります。
自分自身を追い込むことになります。
その結果、他人に迷惑をかけたり、時には傷つけたりしてしまうことも・・・。
だからこそ、時には違う環境に身をおいて。
もっと適当に、何とかなるの精神でゆる~く生きることも大切です。
大自然に囲まれるって本当にいいですよ。
空き家再生プロジェクト【DIY4】 ~パッタン馬作り編~
今週は、会社4日行けば3連休。
3連休は茨城までキャンプに行く予定です。
そして、気になる「僕らの集会所構築プロジェクト」の屋根工事の状況。
ジャーン!!
まだ、屋根の下に変なシートが被さったまま・・・。
先週は、雨が降ったりやんだりの天気だったせいか、
それとも、板金屋さんの都合がつかなかったせいか、
進捗がイマイチでした。
こんにちは。
田舎暮らし研究家のYukioです。
色々やることはたくさんありますね。
部屋の掃除だの、畑の手入れだの、その他・・・
そうなると、
「忙しい、忙しい、忙しい、・・・」
と、思いがちですが、やりたいことをやっているときは、
忙しいという感覚じゃなくて、
「今日はこれができた!」「今度はこれやりたい!」
という感覚が僕の心のなかに優先されてきます。
一歩、一歩、一歩、進んでる。
Yukio論的な話はここらへんにして、
今週末は、「パッタン馬」を作りました。
えっ?「パッタン馬」って知りませんか?
僕も最近知りました!
1.「パッタン馬」とは
・大工仕事で使用する、木材を置いたり板を渡して作業台にしたりする木馬のような形の「馬」
・持ち運びが便利で、高さの調整も可能。
・パッタンとたたむことができる。
でも、僕が「パッタン馬」に出会い「すげー!!!」って思ったのがこの光景。
僕が参加する地元の稲作講座の一コマ。
その日の講座の終わりに、パッタン馬を両手に抱え、お庭のど真ん中に無造作にセッティング。
その2つの「馬」の上に、扉として利用されていたものらしき板を乗せテーブル完成。
普通の人はこの写真見ると、楽しくお茶をする男性と女性、そして奥にそびえる立派な古民家に目が行くでしょう。
でも、僕はこのパッタン馬に目を奪われてしまったのです。
ということで、早速パッタン馬の作成に取りかかります。
2.パッタン馬を利用したイメージ作り
いきなりですが、Yukio自作!完成品をお披露目しちゃいます。
「ハの字」に開いている2つの馬、これが「パッタン馬」
とりあえずは作業台をイメージして配置してみました。
大きな板がが見当たらず、ちょっと小さめですが、今までの作業台(左の一升瓶ケースを足にした作業台)に比べたら断然使い勝手が良さそう。
今まではこんな風に作業してたりして、腰は痛くなるわ、やはり作業台は必須です。
3.材料の準備
パッタン馬を作るために必要な材料(1台分)
・間柱 3m✕2本
・蝶つがい 2個
・コーススレッドビス 51mm
・ビニールの縄ひも
※ちなみに「間柱」とは、柱と柱の間にある補助的な小柱のこと。
この部分に使用される間柱という材料を使用して、 パッタン馬を作ります。
3m間柱は、こんな風に4等分(750mm✕4)にします。
作業台にするには「パッタン馬」が最低2台必要。
今回は予備も含めて4台作ることにしました。
始めに間柱を750mmに切りそろえます。
4.作業開始
切断面はこんな風にバリだらけ。
トゲが刺さると危ないので、ヤスリで磨き角を落とします。
地味な作業が続きますが、ヒモを結ぶ部分の切り欠きを予め作ります。
両端2箇所完成。
いよいよパッタン馬の枠づくりです。
4本の間柱を、ビスで直角に固定していきます。
先ずは、2本の間柱を直角に接合するため、中心部分にビスで仮止めし、
さしがねで直角を図りながら
ビス3本でしっかりと固定します。
パッタン馬の片足が完成!
もう片足も同じ要領で作成し、
蝶つがいで2本の足をつなげます。
こんな風につながりました。
最後に、切欠き部分にヒモを縛り・・・
あれ???
なんか変じゃね??
5.ちょっとした手戻り作業
底面の間柱で、完全にヒモを踏んでる!
「やっちまった!」
本当は、底面の間柱 には上下2箇所ずつ、計4箇所の切り欠きをしたほうが良かったのですが、「ヒモがずれなきゃいいんだろ」って勝手に解釈して、片面2箇所しか切り欠きをしなかった結果、ヒモを踏んづける羽目になってしまいました。
急遽、設計変更して、上下逆さまにして一件落着。
ちゃんと切り欠きの隙間をヒモが通っています。
700mmの高さになるように開き具合を調整して
パッタン馬の完成
一応、防腐剤も塗りました。
っていうか、組み立てる前に塗装しておけばよかった。
ということで、ここからの解説は写真におまかせして、
今日も暑かったなぁ!
でも、また一歩進んだよ!
家庭稲作講座への申込み、そして建築家さんとの出会い ~サラリーマンの僕が、週末田舎暮らしを始める理由 その2~
相変わらずスッキリしない天気が続きますね。
こんにちは。
田舎暮らし研究家のYukioです。
今回は、僕が週末田舎暮らしの研究に取り掛かろうと思ったきっかけについてお話しようと思います。
1.平日の暮らし
毎朝6時半に起床。
朝食を済ませスーツに身をまとい、最寄り駅に向かって車を走らせます。
遠くに望む富士山、360度田園風景に囲まれた田んぼ道を走り、季節を感じながらハンドルを握ります。
電車を乗り継ぎ、1時間半もたてば大都会の風景。
いつも思うのです。
この町の人達はなぜこんなに急いでいるのだろう。
しかもみんな我先にと言わんばかりに、人をかき分け何かに向かって突き進む。
こなしてもこなしても終わりの見えない仕事をこなし、一段落したのかしないのかわからない状態で帰路につく。
最寄り駅に帰り、真っ暗闇の中ライトを照らし車を走らせる。
真っ暗闇だからだろうか。
月の灯が妙に明るい。
車の走行音よりも遥かに大きいカエルの声。
このカエルの大合唱に囲まれながら今日も眠りにつく。
2.休日の暮らし
朝6時半に起床。
朝食済ませ、いつもの作業着に着替える。
1kmも離れていないとなり町の羽生の実家へ向かう。
それは、「僕らの集会所建築プロジェクト」のため。
このプロジェクト、地元羽生市の一級建築士 後藤さんにご協力を頂いています。
後藤さんが代表を務める「雨読晴耕村舎」さん。
後藤さんとの出会い、雨読晴耕村舎さんとの出会いはこんなタイミングでやってきました。
3.雨読晴耕村舎
今から遡ること約5ヶ月前の3月4日、実家のテーブルに置いてあった市報「広報Hanyu」
そこに
「家庭稲作講座2017」 NPO法人 雨読晴耕村舎
の文字。(過去に開催した講座の写真付きで)
この時、直感で「これだ!」と感じたのです。
もともと農的な暮らしに興味はありましたが、特に稲作にこだわったわけでもない。
今になって、当時の僕が「これだ!」と思ったのは、
地元羽生でこんな面白そうなことをやっている人がいることに興味を持ったこと。
そんなこんなで、その日のうちにメールで申し込みを行いました。
お恥ずかしいですが、こんなメールを送っています。
【申し込みメール】(要点のみ抜粋)
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本当、縁というかタイミングというか・・・
勇気を持ってこのメールを出してよかった!
4.僕の決意
「僕らの集会所建築プロジェクト」
このプロジェクトの目的は、自らの手でメンテナンスするしくみを探り出すことです。
それも、普通のサラリーマンでもできるしくみ。
なぜこんなことを考えてるかというと、
最近の家は使い捨て状態。
古くなったら放置され、田畑をつぶして新築の家屋が建てられる。
家は買うものではなくて自分で作るもの!
(建築の「け」の字も知らない僕が生意気なことを言ってすみません・・)
その方が本当は幸せなんじゃないかなって思うんですよ。
だって、住宅ローン返済のために毎日遅くまで働いて、お給料もらって、そしてまた消えていく。
自分が捧げた時間とストレスの対価としてお給料が支払われているだけで、であればもっと効率の良い働き方をして、結果収入が減ったとしても自分の時間は増えるでしょ?
本来、そのゆとりの時間が必要なんだと思うんです。
そのゆとりの時間があれば、野菜づくりだって家の修繕だって、無駄使いせず仲間たちと協力しながら最低限の資源で生活は成り立つはずなんです。
分かってますよ!
人それぞれ価値観は違うし、僕の考えが正解でもないし間違いでもない。
まだプロジェクトは始動したばかりで、僕の意思も漠然とした内容ですが、一歩一歩すすめながら癒される生活スタイルに向けてこれからも面白いことすすめていきます。
(イメージづくりのため、とりあえず雑にペンキを塗ってみました)
空き家再生プロジェクト【DIY3】 ~空き時間を利用して資材置き場(大)完成!~
空き家再生を始めて2週間。
週末はこんな夕日を毎日眺めながら心を癒やしています。
こんにちは。
田舎暮らし研究家のYukioです。
1.板金屋さん探し
先週で屋根のルーフィング貼り完了。
現在、板金屋さんによる屋根板張り中。
当初は、職人さんにレクチャー受けながら、週末自らの手で屋根材貼り付ける予定でしたが…
その板金職人さんが体調を崩されてしまって、急遽違う板金屋さんにバトンタッチ…
2.屋根材の変更
先週末、建築家さんがお話があるとのことでお越し頂きました。
話の内容としては、
・当初予定してたガルバリウム鋼板の屋根材の入手が間に合わず
⇩
・波板トタン材に変更
といった話でした。
まぁ、僕がガルバの色決めたのは1週間前だったので。
それから材料手配では納期的に厳しいのは理解できます。
3.波板トタン葺き
急遽、波板トタンを固定する材木を取り付けました。
これは、先週末にセルフビルド。
あとは、板金屋さんにお任せして
こんな感じに仕上がってきました。
4.材料置き場(続編)
先日から、時間の合間を利用して材料置き場をDIYしています。
こんな風に廃材を利用して組んだ三角形の小屋に
廃材のセメント瓦を乗せて
資材置き場(大)の完成!!!
資材置き場(大)と(小)のコラボがお見事!!
空き家再生プロジェクト【DIY2】 ~廃材利用 100%リサイクルを目指して~
廃材を利用して、資材置き場作り始めています。
しかし、毎日本当に暑い!!
週末は久しぶりに雨が降ったりやんだりしていました。
カブトムシ・カナブン・アゲハチョウが仲良く蜜を吸っていますよ。
こんにちは。
田舎暮らし研究家のYukioです。
空き家再生プロジェクト、
「僕らの集会所建築プロジェクト」
の取っ掛かりは屋根修繕から。
コケだらけのコンクリート瓦(奥)と金属板葺き(手前)の屋根が・・・、
こんな風に一つの屋根に生まれ変わろうとしています。
1.屋根のセルフビルド
屋根工事はスピード重視。
素人ではやりにくいですし、危険も伴う。
何てったて天候に左右される。
屋根がない状態では放置できないですからね。
そんな中、建築家さんと大工さんの協力をいただいて、瓦外しと屋根板外しを行いました。
今回の工事は、既存の屋根の頂点部分を切り落とし、新しい屋根は母屋(奥)の瓦屋根の下に入り込ませます。
これは、セルフビルドでは無理だよ。
そうなんです。
だから、あとは職人さんにおまかせして・・・。
僕はひたすらゴミ拾い。
セルフビルドのはずが…
セルフクリーニングになっとるやんけ!
でも、このゴミ拾いとかやるとやらないのでは作業効率が違うんです。
あと、職人さんの作業を間近で見ることが勉強にもなるし、改修費の削減にもなるのですから。
炎天下の中、もうバテバテでした。
でも、夕方の風は気持ちいい~!!
2.廃材利用
プロジェクトの3つのコンセプトの一つでもある廃材利用。
今回の屋根の工事でこんな廃材が発生しました。
【コンクリート瓦】
1枚3.5kg ✕ 約300枚 = 約1,000kg
乗用車1台分の瓦が屋根に乗っかっていたんですね。
【金属板と長尺の木材】
長年雨風をしのいでくれました。
【細々とした木材】
解体の際に切り刻まれてしまいましたが、この子達があの重たい瓦を支えてくれてたんですね。
【壁の漆喰】
こちらも、長年お疲れ様との気持ちは一緒ですが、正直どうやって廃材利用するのか悩み中。
ともあれ、これからどんどん続く「僕らの集会所建築プロジェクト」。
どうしても廃材だけでは当然成り立たず、新しい材料も使ったりしています。
材料も余ったりしています。
僕は今回お世話になっている建築家さんに何でもかんでも相談しています。
そして、支援していただいています。
そんな会話の中で、
「材料置き場作っちゃおうか!!」
ということで、気付いたらこんな感じ。
もう始まっとる(笑)
朝3時に起きてバジルの収穫をしている人とは思えないタフさ。
午後からは、僕の小6の娘も合流して、材料置き場DIYしました。
先日も、建築家さんとの会話の中で、
「この木切っちゃおうか!」
でこんなこともありました。
資材置場もちゃんとした廃材利用、コケだらけのコンクリート瓦もちゃんと使えますよ!!
とりあえず完成した廃材置き場(小)
1300mm程度までの材料収納
あとは廃材置き場(大 4000mm板収納)を作成中。
近々廃材置き場(中 2500mm板収納)も作成したいと思っています。
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空き家再生プロジェクト【DIY1】 ~現状把握、そして優先は屋根工事~
いよいよ始まりました!
実家の空き家を再生するプロジェクト。
名付けて
「僕らの集会所構築プロジェクト」
とにかく自分の力で、低予算で、空き家(古民家)を再生しようと言う試みです。
なぜこんなことを始めたかといいますと、田舎暮らしに対する、そして自然をモノを大切にしたいという思いがあるからです。
こんにちは、田舎暮らし研究家のYukioです。
僕の生まれ育った大地、北関東にある羽生市に僕の祖父が手造りした家があります。
築62年、15年前からは誰も住んでおらず空き家(倉庫)になっているのです。
そのまま放置しておくのもなんだし、
親父の隠れ家、おふくろの癒やし場、僕の趣味の家にしてのんびり、と考えがちですが、みんなが自然と集まれる癒やしの場を作るため、大改造しようという計画です。
この空き家は、テレビとかには出てくる古民家とは違い、普通の空き家です。
ただ、4度に渡る増築を繰り返し、複雑な構造で雨漏りもしています。
僕は、建築に関する専門的な知識はありませんが、電気電子工学を学んだ理系つながりで、少しづづ勉強しながらコツコツと可能な限りセルフビルドをしていきます。
まずは、ビフォーアフターの
ビフォーから。
1.外観
【南側】
これが母屋です。
僕の祖父幸夫が手造りしたお家。
瓦屋根と青色の金属板葺き屋根。
建具は木製でかなり傷んできています。
【東側】
母屋以外にも増築した茶色いサイディングの建物。
増築を繰り返したため、構造が凸凹です。
ブロック造りの建物もあります。
【北側】
日々、雨風が吹き付けられているため、屋根も壁もだいぶ傷んでいます。
【西側】
雨風は若干木に守られていますが、やはり屋根も壁も傷んでいます。
2.室内
かなりお恥ずかしので室内はお見せできませんが、トイレと2階だけお見せします。
トイレはボットン便所、
でした。(今は使えません)
でも、2階の柱はこんな感じ。
子供の頃はこの柱にぶら下がっって遊んでいました。
3.屋根
母屋の瓦屋根はなんとか持ちこたえているのですが・・・
増築部分のコンクリート瓦はこんな感じ。
コケも生え、昔屋根に登っった際にバキバキ割れてしまい、
コーキング剤で補修した跡がちらほら。
手前の板金葺きの屋根も増築を繰り返したために、こんな複雑な構造になっていて、雨水が溜まってしまう構造になってしまっています。
落ち葉も貯まる構造に・・・。
その結果、一部天井も剥がれ落ち、
どこからどんな風に雨漏りしているかわからない状態。
4.最優先は屋根工事から
とは言っても、空き家を再生したいという意欲だけではどうにもならず、趣味のDIY程度の知識しかない僕がどうやって再生していくのかというと・・・
知り合いの建築家さんに相談しましょ!!!
そう、自分ではもちろんできないので相談しました。
技術的なことや予算はもちろん、センスも素晴らしい地元の建築家さんの絶大なサポートを受けながら進めます。
僕の考えているコンセプトは次の通り。
5.コンセプト
これから進めていくうちに変更があるかもしれませんが、こんなコンセプトで進めていこうと思っています。
テーマ:家族みんなでメンテナンス
サブテーマ:使い捨てではない家、長く利用できる家づくり
①廃材利用:発生した廃材は可能な限り再利用する
②セルフビルド:極力自分で!(職人さんのサポートあり)
③コミュニティ:みんなで作り上げて、みんなで利用できる家
友人はもちろん、気の合う仲間同士で癒やしの場所となる
プロジェクト名:「僕らの集会所建築プロジェクト」
家の名前 「Yukio House」
こんなコンセプトを代々受け継いで維持していく、そしてこんな取り組みが仲間たちに拡散して村作りできたらいいなあと思っています。
2017年7月13日(木)~ 屋根工事(雨漏り対策)
建築家さん云わく
・屋根工事が最優先
結局雨漏りしている状態を放置できないんですよね。
室内とか他の場所は後からセルフビルドでコツコツやればいいんです。
屋根工事はスピード重視!
ですので、大工さんにもお願いしてしまいましたが、僕も作業に参加して、麦わら帽子の建築家さん(農家さんでもある)と一緒にプチセルフビルドから始めています。
知り合いの学生さんにもお手伝いいただいて。
僕Yukioも少しずつ腕を磨いていきます。
とにかく面白いことがしたい。そして結果癒される場所ができ上がるのを夢見て。
「僕らの集会所建築プロジェクト」始動です。
興味のある方は、読者登録お願いします。
伐採した木の使い方 ~ヒノキ(檜)の皮むき~
連日猛暑。
毎日屋外で大量の汗を流しています。
そして木々たちも、一見表面は乾燥していますが、樹皮の中は汗かいてます。
こんにちは。Yukioです。
今回は、伐採した木の楽しみ方、使用用途についてご紹介します。
●木登りは楽しい
実家の空き家の防風林として、ヒノキの木が植えられています。
2~3年前に木の先端部分をカットしたものの、あっという間にこのようにぐんぐん大空に向かって成長していっています。
なので、今回も剪定ということで、地元の農家さんと一緒に、灼熱の日差しを浴びながら剪定を行いました。
はしごを使うのは最初だけ。
あとはこのように木をつたって、横に進んでいきます。
この農家さんにとっては、灼熱の日差しよりも木登りの楽しさのほうが勝っているため、本当に楽しそうに木切ってます!
ここまでは、ちょっとした庭のあるお家の方なら経験したことのある木の剪定だとは思いますが、ここからが面白い!!
●剪定はやめて伐採に変更
木の向こう側のお家が、週末だけ利用している僕Yukioのお家。
雨漏りに悩まされていて、現在屋根の改修工事中。
このお家を素敵なお家に変身させるため、この農家さん(実は立派な建築家)と話し合った結果・・・
「やっぱ、切っちゃおうか!!」
ってことになりました。
切ると決まったら こんな感じ!!
「もう切り始めてるじゃん!!」(僕の心の声)
ちゃんと安全な方法で。
倒す木の先端にロープを掛け
木が、家の方に倒れないように、反対側の木にくくりつけ
バタン・・・!
チョ~スッキリしちゃいました。
・・・で終わりではありまっせん。
ここからがチョー楽しい。
●木の皮むき
最初に書いたとおり、この日は灼熱の日差しが降り注ぐ猛暑日。
写真を撮っているだけの僕でさえ喉がカラカラ。
水分補給のため、お茶飲み場に行こうとしたところ、
「形の良さそうな枝を持っていこうか?」
ということになりまして。
伐採した木の枝の「皮むき会」が始まりました。
ここからは、後から撮った写真ですが、
ヒノキの木の枝です。
こんな風に手でも簡単に皮が剥けます。
はい、この通り。
完全に皮むきの楽しさにハマってしまい、部屋の中でも・・・
ひたすら、ムキ、ムキ。
こんなに剥いてしまいました。
木の幹もこの通り。
せっかくなので、木の皮むきについてちょっと勉強してみました。
そして、木が水を吸い上げている時期に切った木は、皮(樹皮)がこの様に綺麗に剥けるのです。
【皮むきを上手に行うためのコツ】
・木がまだ水を吸い上げている暖かい時期に切る(冬は避ける)
・切ったその日の内、遅くても2~3日中に皮を剥く
・皮むきは木の下(根っこの方)から剥く
・一気にむくと言うよりも、ゆっくりはがしていく感じの方が結局は綺麗に早く剥ける
(早くむこうとすると薄皮が残りやすく、のこった薄皮は取りにくい)
・枝が多く出ている部分は皮がむきにくい。
それから、ヒノキについて
圧倒的にヒノキの方が耐久性が高いのです。
実際、同じ太さの木なら、杉よりヒノキの方が重い…
杉と檜とを比べるとヒノキの方が耐久性(防腐)が高い。
このヒノキの匂いで癒やされました!!