僕らの集会所建築プロジェクト

埼玉県羽生市にあるイベント&コミュニティスペース。 築60年の昭和な古民家をセルフビルドでリノベーションした秘密基地のような場所です。普段は、家の手入れ・農作業・ヤギのお世話など、コツコツと作業してます。そして田舎暮らしの日常をお届けします。 詳細はホームページにて。https://www.bokushu.net/

都会暮らしの企業人へ ~サラリーマンの僕が、週末田舎暮らしを始める理由 その3~

「それはお前の意見だろ!」

 

「お前の意見を聞いてるんじゃない!」

 

最近、会社でこんなことを言われました。

 

 

仕事を進めていると、今までに経験したことのない新たな仕事が舞い込んできます。

今までしている仕事でも、新しい効率的な方法が見つかってきます。

 

僕は行動を起こしただけ。

 

行動した理由をを言っただけ。

 

なんでこんな風に言われるんだろう?

 

 

 

 

その理由を探ってみました。

 

 

1・お互いの思考

 「それはお前の意見だろ!」

 

【言う側の思考】(自分の上司の想定)

・このやり方はルール通りなのか?

・ルールは文書化されているのか?

・誰の承認を得たのか?

 

すぐに会社のルールを持ち出してきて、関所として立ちはだかります。

 

会社のルールを守る事が仕事だと思ってる上司。

 

そして、過去に自分が生まれ育った会社のルールが正解だと思っている上司。

 

 

【言われる側の思考】(今回の僕側)

・なぜこの仕事はこうなんだろう?

・こんなやり方のほうが効率的では?

・ルールと食い違ってる所があれば変えればいいや!

 

こんな思考の違いがあるようです。

 

 

 

あなたは、会社のルールに守られないと仕事ができないんですか?

 

それとも、会社のルールをきちんと解釈して自分の意志で仕事してますか?

 

 

2.自分にとっての仕事の位置づけ

 

僕は、仕事とは、生活に欠かせないものだと思っています。

 

今やっている仕事が好きか嫌いかは別として、

 

生きるために必要なお金を稼ぐために仕事をしています。

 

でも、

 

自分の仕事 = 自分の会社

 

ではありません。

 

自分のこととして仕事をすることは重要ですが、

 

会社は大勢の方々の仕事が関連しあって作り上げるもの。

 

ある意味会社は生き物ですから、いま存在する会社のルールは、すぐに古くなってしまいます。

 

自分達が今まで仕事をしてきたことをルールとして作り上げたものだから、

 

すぐに過去のものとなっていきます。

 

 

大勢の人たちが関わるから、今あるルールを守ることが必要。

 

という意見も聞こえてきますが、

 

僕はその逆だと思うんです。

 

大勢の人たちが関わるからこそ、その人達の能力やアイデアを存分に活かした仕事をするために、柔軟にルールを変えていくべき

 

そう思うんです!

 

お願いです!!

 

「ルールはあるのか?」

 

なんて聞かないで!

 

 

キチンと話しを聞いた上で

 

「よし、やってみよう!、ルール作りも頼んだぞ!」

 

といえるような管理者になってください。

 

(誰に言っているんだろう?将来の自分??)

 

 

 

3.会社に守られてるの?それとも会社をつくっていくの?

 

何かあると

「うちの会社は〇〇だから」

「上司が〇〇って言ったから」

と責任のがれな発言をしてしまいがちです。

 

 

確かに、会社に守られた働きをしている方が楽かもしれません。

 

でもつまらないです。

 

自分の仕事は、自分が社長になったつもりで自分のこととして取り組む、

 

管理者は部下を信頼して仕事を任せる。

 

このような職場になれば、上司の悪口、会社の悪口はほとんどなくなり

 

みんな自立した立派な仕事ができる会社になるでしょう。

 

 

 

4.会社勤めが不自由な理由

 

会社勤めをしていると、いくつかの不自由さを抱えてしまいます。

 

会社のルールに縛られる事。

 

でも、もっと大きいのは時間のコントロールと人間関係

 

仕事とプライベート、両方忙しい。

 

同じ忙しさでも、会社を優先させる立場だと自分の時間は作りにくくなります。

 

また、会社の人間関係以外に人脈を広げるといった時間も余裕も持てないでしょう。

 

「副業の禁止」などの就業規則があり、暮らし方の選択肢を増やす考えを持ちにくくなります。

 

都会に住むサラリーマンからしたら、僕のように田舎から片道1時間半かけて通勤する事自体が信じられないかもしれません。

 

 

5.都会で働くからこそ田舎で暮らすんだ

・昼間は都会、夜は田舎。

・平日は都会、週末は田舎。

 

違った環境で暮らすことで、心のスイッチのON・OFFがしやすくなります。

 

会社の近くに住めば住むほど、通勤時間の節約・何か起こってもすぐに対応できるというメリットもでしょう。会社での自分の立場を強化する働きにつながったりもするでしょう。

 

でも、当たり前ですが会社内だけが社会ではありません。

 

「副業禁止」により、会社に忠誠心を仰ぐことはむしろ逆効果で、副業を推奨するくらい個人を尊重したほうが、結果的に仕事が柔軟に進み、知恵も備わるでしょう。

 

「会社に守られた働き方」

 

その結果、思ったことが直ぐにできない、身動きが取れなくなってしまいます

 

僕は20年間サラリーマンをやってきて常々そう思います。

 

ただし、会社に守られた働き方が間違えてるとは言いません。

現状ではそのような整えられた環境に大部分は乗っかって、私たちは生きています。

 

だからこそ、企業マインドを持つ都会暮らしの人たちに、田舎暮らしを勧めたいと思うのです。

 

人それぞれ、思いは違います。生き方に正解も間違いもありません。

人それぞれ違うだけです。

 

だからこそ、会社に依存するだけの生活からは卒業しなければなりません。

 

働き方や暮らし方の選択肢は豊富です。

 

会社をやめることで獲得するのではなく、まずは会社に居ながらにして見出すことができたら、どんなに多くの人達が暮らし方の多様性を発信できるでしょう。

 

自立した個人が働く、自立した企業。

 

田舎暮らしをしている人が働く都会の企業。

 

働くスタイルは様々です。

 

近い将来、長距離通勤がなくなるワークスタイルが確立するかもしれないですし。

 

 

P.S

会社に依存しすぎると、頑張りすぎると、逃げ道がなくなります。

自分自身を追い込むことになります。

その結果、他人に迷惑をかけたり、時には傷つけたりしてしまうことも・・・。

だからこそ、時には違う環境に身をおいて。

もっと適当に、何とかなるの精神でゆる~く生きることも大切です。

大自然に囲まれるって本当にいいですよ。