僕らの集会所建築プロジェクト

埼玉県羽生市にあるイベント&コミュニティスペース。 築60年の昭和な古民家をセルフビルドでリノベーションした秘密基地のような場所です。普段は、家の手入れ・農作業・ヤギのお世話など、コツコツと作業してます。そして田舎暮らしの日常をお届けします。 詳細はホームページにて。https://www.bokushu.net/

空き家再生プロジェクト【DIY4】 ~パッタン馬作り編~

今週は、会社4日行けば3連休。

3連休は茨城までキャンプに行く予定です。

 

そして、気になる「僕らの集会所構築プロジェクト」の屋根工事の状況。

 

ジャーン!!

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まだ、屋根の下に変なシートが被さったまま・・・。

 

先週は、雨が降ったりやんだりの天気だったせいか、

 

それとも、板金屋さんの都合がつかなかったせいか、

 

進捗がイマイチでした。

 

 

 

こんにちは。

田舎暮らし研究家のYukioです。

 

色々やることはたくさんありますね。

 

部屋の掃除だの、畑の手入れだの、その他・・・

 

そうなると、 

「忙しい、忙しい、忙しい、・・・」

 

と、思いがちですが、やりたいことをやっているときは、

 

忙しいという感覚じゃなくて、

 

「今日はこれができた!」「今度はこれやりたい!」

 

という感覚が僕の心のなかに優先されてきます。

 

一歩、一歩、一歩、進んでる。

 

 

 

 

Yukio論的な話はここらへんにして、

 

 

 

 

今週末は、「パッタン馬」を作りました。

 

えっ?「パッタン馬」って知りませんか?

 

僕も最近知りました!

 

1.「パッタン馬」とは

・大工仕事で使用する、木材を置いたり板を渡して作業台にしたりする木馬のような形の「馬」

 

・持ち運びが便利で、高さの調整も可能。

 

パッタンとたたむことができる。

 

でも、僕が「パッタン馬」に出会い「すげー!!!」って思ったのがこの光景。

僕が参加する地元の稲作講座の一コマ。

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その日の講座の終わりに、パッタン馬を両手に抱え、お庭のど真ん中に無造作にセッティング。

 

その2つの「馬」の上に、扉として利用されていたものらしき板を乗せテーブル完成。

 

普通の人はこの写真見ると、楽しくお茶をする男性と女性、そして奥にそびえる立派な古民家に目が行くでしょう。

 

でも、僕はこのパッタン馬に目を奪われてしまったのです。

 

ということで、早速パッタン馬の作成に取りかかります。

 

2.パッタン馬を利用したイメージ作り 

 

いきなりですが、Yukio自作!完成品をお披露目しちゃいます。

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「ハの字」に開いている2つの馬、これが「パッタン馬」

 

とりあえずは作業台をイメージして配置してみました。

 

大きな板がが見当たらず、ちょっと小さめですが、今までの作業台(左の一升瓶ケースを足にした作業台)に比べたら断然使い勝手が良さそう。 

 

今まではこんな風に作業してたりして、腰は痛くなるわ、やはり作業台は必須です。

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3.材料の準備

パッタン馬を作るために必要な材料(1台分)

・間柱 3m✕2本

・蝶つがい 2個

コーススレッドビス 51mm

・ビニールの縄ひも

 

※ちなみに「間柱」とは、柱と柱の間にある補助的な小柱のこと。

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この部分に使用される間柱という材料を使用して、 パッタン馬を作ります。

 

3m間柱は、こんな風に4等分(750mm✕4)にします。

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作業台にするには「パッタン馬」が最低2台必要

今回は予備も含めて4台作ることにしました。

 

始めに間柱を750mmに切りそろえます。 

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4.作業開始

切断面はこんな風にバリだらけ。

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トゲが刺さると危ないので、ヤスリで磨き角を落とします。

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地味な作業が続きますが、ヒモを結ぶ部分の切り欠きを予め作ります。

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両端2箇所完成。

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いよいよパッタン馬の枠づくりです。

4本の間柱を、ビスで直角に固定していきます。

先ずは、2本の間柱を直角に接合するため、中心部分にビスで仮止めし、

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さしがねで直角を図りながら

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ビス3本でしっかりと固定します。

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パッタン馬の片足が完成!

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もう片足も同じ要領で作成し、

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蝶つがいで2本の足をつなげます。

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こんな風につながりました。

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最後に、切欠き部分にヒモを縛り・・・

 

あれ???

 

なんか変じゃね??

 

5.ちょっとした手戻り作業 

底面の間柱で、完全にヒモを踏んでる!

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「やっちまった!」

 

本当は、底面の間柱 には上下2箇所ずつ、計4箇所の切り欠きをしたほうが良かったのですが、「ヒモがずれなきゃいいんだろ」って勝手に解釈して、片面2箇所しか切り欠きをしなかった結果、ヒモを踏んづける羽目になってしまいました。

 

急遽、設計変更して、上下逆さまにして一件落着。

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ちゃんと切り欠きの隙間をヒモが通っています。

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700mmの高さになるように開き具合を調整して 

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 パッタン馬の完成

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一応、防腐剤も塗りました。

っていうか、組み立てる前に塗装しておけばよかった。

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ということで、ここからの解説は写真におまかせして、

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今日も暑かったなぁ!

 

でも、また一歩進んだよ!