家庭稲作講座への申込み、そして建築家さんとの出会い ~サラリーマンの僕が、週末田舎暮らしを始める理由 その2~
相変わらずスッキリしない天気が続きますね。
こんにちは。
田舎暮らし研究家のYukioです。
今回は、僕が週末田舎暮らしの研究に取り掛かろうと思ったきっかけについてお話しようと思います。
1.平日の暮らし
毎朝6時半に起床。
朝食を済ませスーツに身をまとい、最寄り駅に向かって車を走らせます。
遠くに望む富士山、360度田園風景に囲まれた田んぼ道を走り、季節を感じながらハンドルを握ります。
電車を乗り継ぎ、1時間半もたてば大都会の風景。
いつも思うのです。
この町の人達はなぜこんなに急いでいるのだろう。
しかもみんな我先にと言わんばかりに、人をかき分け何かに向かって突き進む。
こなしてもこなしても終わりの見えない仕事をこなし、一段落したのかしないのかわからない状態で帰路につく。
最寄り駅に帰り、真っ暗闇の中ライトを照らし車を走らせる。
真っ暗闇だからだろうか。
月の灯が妙に明るい。
車の走行音よりも遥かに大きいカエルの声。
このカエルの大合唱に囲まれながら今日も眠りにつく。
2.休日の暮らし
朝6時半に起床。
朝食済ませ、いつもの作業着に着替える。
1kmも離れていないとなり町の羽生の実家へ向かう。
それは、「僕らの集会所建築プロジェクト」のため。
このプロジェクト、地元羽生市の一級建築士 後藤さんにご協力を頂いています。
後藤さんが代表を務める「雨読晴耕村舎」さん。
後藤さんとの出会い、雨読晴耕村舎さんとの出会いはこんなタイミングでやってきました。
3.雨読晴耕村舎
今から遡ること約5ヶ月前の3月4日、実家のテーブルに置いてあった市報「広報Hanyu」
そこに
「家庭稲作講座2017」 NPO法人 雨読晴耕村舎
の文字。(過去に開催した講座の写真付きで)
この時、直感で「これだ!」と感じたのです。
もともと農的な暮らしに興味はありましたが、特に稲作にこだわったわけでもない。
今になって、当時の僕が「これだ!」と思ったのは、
地元羽生でこんな面白そうなことをやっている人がいることに興味を持ったこと。
そんなこんなで、その日のうちにメールで申し込みを行いました。
お恥ずかしいですが、こんなメールを送っています。
【申し込みメール】(要点のみ抜粋)
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本当、縁というかタイミングというか・・・
勇気を持ってこのメールを出してよかった!
4.僕の決意
「僕らの集会所建築プロジェクト」
このプロジェクトの目的は、自らの手でメンテナンスするしくみを探り出すことです。
それも、普通のサラリーマンでもできるしくみ。
なぜこんなことを考えてるかというと、
最近の家は使い捨て状態。
古くなったら放置され、田畑をつぶして新築の家屋が建てられる。
家は買うものではなくて自分で作るもの!
(建築の「け」の字も知らない僕が生意気なことを言ってすみません・・)
その方が本当は幸せなんじゃないかなって思うんですよ。
だって、住宅ローン返済のために毎日遅くまで働いて、お給料もらって、そしてまた消えていく。
自分が捧げた時間とストレスの対価としてお給料が支払われているだけで、であればもっと効率の良い働き方をして、結果収入が減ったとしても自分の時間は増えるでしょ?
本来、そのゆとりの時間が必要なんだと思うんです。
そのゆとりの時間があれば、野菜づくりだって家の修繕だって、無駄使いせず仲間たちと協力しながら最低限の資源で生活は成り立つはずなんです。
分かってますよ!
人それぞれ価値観は違うし、僕の考えが正解でもないし間違いでもない。
まだプロジェクトは始動したばかりで、僕の意思も漠然とした内容ですが、一歩一歩すすめながら癒される生活スタイルに向けてこれからも面白いことすすめていきます。
(イメージづくりのため、とりあえず雑にペンキを塗ってみました)